サン・ジェルマン大通り34番地 – パリ5区
ディプティックの誕生の地であるカルチェラタンの中心、サン・ジェルマン大通り34番地は、歴史に彩られたイマジネーション溢れる場所です。
この活気みなぎる地区で、1950年代にパリのナイトクラブとして賑わったOrphéon(オルフェオン)はDiptyqueのブティックの隣にありました。オルフェオンが閉業した後、その建物はディプティックのブティックの一部となり、サン・ジェルマン大通りの本店にはかつてのナイトバーを物語る青みを帯びたミラー張りの2本の柱が店装として保存されています。それは、学生や画家、俳優、作家たちが同じ場所で夜通しで語り合っていた当時を偲ばせます。
「Guide de Paris (パリのガイド)」 Henri Gault (アンリ・ゴー) 、Christian Millau (クリスチャン・ミヨ)著、1964年