1column


ラベルの文字の陽気な大騒ぎの元は、デスモンド・ノックス=リットにあります。英国王の臣民デスモンドは第二次大戦中、敵国が発するメッセージの解読に携わりました。暗号化されたメッセージや謎へのデスモンドの興味は、ここから来ています。ディプティックのため、デスモンドが謎解きも楽しい陽気な文字たちのパズルを作ったのです。
木を描いてみて
ピラミッドの頂点にC次の行にYとPが続きます。そして最後にR、E、S。この6つの文字で、円錐型のサイプレスの木がスタイリッシュに出来上がります。テキストとイメージ、すべてが調和します!サイプレスの香りのキャンドルのラベルは、視覚のポエムです。「抒情的イデオグラム」の名でカリグラム(図形詩)を発明した詩人ギヨーム・アポリネールを思わせます。
アルファベットDIPTYQUE
Helvetica、arialそれとも…diptyque?デスモンドは墨を使って豊かなアルファベットたちを創作しました。それぞれのオードトワレには、違う種類のB、A、Vの文字が印刷されています。Eは小さな枝を伸ばし、丸くまとわりつくのはO、曲がりくねった子音と不規則に震える母音。こうして80を超える活字と何千ものコンビネーションが生まれ、文字による香水の表現となりました。


錬金術を駆使し魔法の香水を作り出すデスモンド・ノックス=リットは、香水に寄り添うモチーフを創作しました。正確な線で描かれたモチーフは、まさに香水のアイデンティティ・カードです。モチーフはラベルに描かれています。たくさんのオードトワレが揃いました。イメージも増えました:アールヌーボーのイラスト、スタイリッシュで東洋主義な光景、生い茂るジャングルに覆われたアジア、地中海の果樹園。
液体が描く風景
すべてのイメージが旅です。「オポネ」は夢幻のオリエントのスパイスを讃えます。「ロー トロワ」は優雅なギリシャの旅で訪れたアトス山だけでなく神の子イエスにミルラを捧げた東方の三博士のお話をも想起させます。「ヴォリュート」は子供の頃にサイゴンとマルセイユを結ぶ大型客船に漂っていた、たばこの香りからインスピレーションを得ました。香りを嗅いで、見て、呼吸して…そして出航して…

テキスタイル「Paladin(パラダン)」のポンペイ風レッド、テキスタイル「Prétorien(プレトリアン)」のインディゴブルー。
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ディプティックは創業以来、色彩の概念を覆してきました。色とりどりのパレットは独自のもの。19世紀に自然な染料を使った豪華なオーナメントのブームを引き起こしたアーツ・アンド・クラフツ運動に呼応するディプティックの色彩。古代モザイクとムーア風装飾煉瓦から着想を得ています。1950年代の絵画の巨匠たちに対する3人の創業者の敬意が表れています。
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