【無料刻印 9/30まで】プレミアムなリフィラブルキャンドル
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アーティスト・エディション


固い絆で結ばれる アートとdiptyque

美と世界中の文化に興味を持ち、広く受け入れ、心を動かされてきた、デスモンド・ノックス=リット、イヴ・クエロン、クリスチャンヌ・モンタドル。この3人の芸術愛好家が創設したのがdiptyqueです。メゾン創設者3人の哲学を継承し、diptyqueの世界に向けるまなざしは、多くのコラボレーションにより豊かな発展を続けてきました。2021年に創業60周年を迎えたメゾンは、創業以来育んできた哲学を表現するべく、この記念すべき一年の第四章を飾る「Le Grand Tour(ル・グラン・トゥール)」の一環として、世界的に有名な5人のアーティストに独創的なアーティスト・エディションの制作を依頼しました。2021年9月よりパリの現代アート展と世界中各国で開催されるポップアップストアにて、5つの寄港地、5つのアーティスト・エディション、5つの限定品による旅をお楽しみいただけます。アートとdiptyqueは固い絆で結ばれているのです。

異なる文化、分野、感性を持つアーティストたちは、「Le Grand Tour (ル・グラン・トゥール)」の地図の上で、自分たちを取り巻くものに共通の関心を抱いています。彼らの技術と表現方法は、それぞれの目的地と同じくさまざまです。彼らはその地をどのように見ているのか?そして、どのような輪郭を持っているのでしょうか?その答えは、それぞれの地の香りを纏った5つのアーティスティックな提案の中にあります。

Un temps après la jeunesse
(揺籃期後の時代)

Joël Andrianomearisoa
(ジョエル・アンドリアノメアリソア)

Un temps après la jeunesse
USD 4100 / EUR 3400

シリアルナンバー入り 限定 34点

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最初の目的地はメゾン発祥の地、パリ。この街を称えるためにdiptyqueが招聘したのは、国際的に有名なマダガスカルのアーティスト、ジョエル・アンドリアノメアリソア(Joël Andrianomearisoa)です。彼は、2019年に開催されたヴェネチア・ビ エンナーレの際、自国マダガスカルを代表した最初のアーティストでした。彼は、搔き立つ感情と、その影響力を持つフランスの首都を心の街として選んでいます。「パリはフランスだけにはとどまらず、世界的にも原動力となっています。パリは、世界の他の国々と対話を続けています。皆さんがパリを好きだということは、その田舎、建築、文化が全て一つに集約しているからでしょう。パリはロマン主義、そして耽美主義を具現化しています。さらにパリは殆ど完璧と言える美的要素でもあるのです。」とアーティストは打ち明けています。『Un temps après la jeunesse(揺籃期後の時代)』と名付けられた彼のプロジェクトは、文学的なパリへのオマージュであると同時に、diptyqueの歩んできた歴史とこれから刻む歴史へのオマージュです。

「タイトルは明確でした。なぜなら創業60周年というのは非常に象徴的な記念すべき年だからです。これまでに偉大な歴史を書き記していて、そしてまだこの先、多くの章があるということを意味しています。このプロジェクトは、揺籃期(ようらんき)をどのようにとらえ直すのか、また、diptyque がこの新しい時代をどのように視覚化していくのかという問題を提起しています。」彼の提案は、”モノリスのような黒い箱”に集められた34枚の紙に物語を印刷を施した「現在、投影、メランコリーが融合する物語」という形になりました。「これは、一編の小説としてパリを表現しています。なぜならパリは小説だからです。」とジョエルは言います。34という数字は、diptyqueの歴史を語るサン=ジェルマン大通り34番地と同じ。そして、今回の特別エディションで個別番号が記される作品数と同じ。物語が印刷された紙からは、オリヴィア・ジャコベッティ(Olivia Giacobetti)が調香した旅の目的地パリのフレグランスが漂います。骨董店のワックスで磨いた木の香り、パリの舗道の香り、古書のページの香り。添えられたスモーキーノートがシガレットや街の暖炉の火を思わせます。「パリの香りは複雑であるべしと思っています」と、ジョエルは続けます。「パリは調和と不調和で成り立っています。パリとは矛盾の街です。なぜならパリは静かな街ですが、攻撃的で騒々しいときもあるからです。香りの中の何かがノイズを呼び起こします。そしてまた、都会的な優美な趣きもあります。モノリスを開くと香りが漂います。香りには形がなく、触れることができません。しかし続いて現れる物語、文体が感動と記憶を呼び覚まし、投影を生み出すのです。」

  

Un temps après la jeunesse (揺籃期後の時代) ボックス:高さ 52㎝、幅 27㎝

Joel Andrianomearisoa
Joël Andrianomearisoa
(ジョエル・アンドリアノメアリソア)

Interview

La Laguna
(ラ・ラグーナ)

Johan Creten
(ヨハン・クレテン)

La Laguna
USD 4800 / EUR 4000

シリアルナンバー入り 限定 24点 

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2人目の招聘アーティストは、一流現代彫刻家のひとりであり、セラミックを革新的な方法で使用する先駆者であり、2005年にルーヴル美術館から栄誉を称えられた初のベルギー出身アーティスト、ヨハン・クレテン(Johan Creten)です。彼に託されたヴェネチアは、diptyqueの創設者たちが愛し、幾度となく訪れた街。今回の旅の重要な目的地です。
パリを拠点とするアーティストは、寓意的な大きなブロンズ像でも有名で、自然、香水の芸術、ヴェネチアンブロンズを愛し、熱心なコレクターでもあります。「ヴェネチアという街にはあらゆる幻想があります。蜃気楼、亡霊、セイレン。露骨で強烈な、退廃的で妄想的な美を持つ街です。多くの芸術的な影響が交差する場所であり、それはまた、ダイナミズムと衰退の密集した複雑な経済世界の現実でもあります。」

diptyqueのために制作した『La Laguna(ラ・ラグーナ)』は、ブルーを帯びたガラス容器に4本芯を備えた1.5㎏のキャンドルの中にブロンズ彫刻が沈んでいます。キャンドルワックスのカラーは半透明のグリーンブルー。その色彩は、異常潮位現象 アックア・アルタで高潮となったヴェネチアの水が、澄んだ姿に戻ったばかりの様子を思わせます。そのワックスの奥に見えるのは、ブロンズの聖なる女性像。キャンドルを灯せば、セシル・マットン(Cécile Matton)が調香したフレグランス ヴェネチアがみずみずしい菜園を思わせ、マリンノートのアクセントが広がり、キャンドルの中から彫刻が出現します。「ヴェネチアの菜園」という着想にアーティストが加えたいと思ったのは、「海の匂い、ヨードのノート、形容しがたい軽やかな香り。水上バス「ヴァポレット」で 「トルチェッロ島」を通り過ぎるとき、またキッチンや庭に感じる、水の上に漂う風のようにみずみずしい香り。」 海から徐々に姿を現すように見える『La Laguna(ラ・ラグーナ)』は、作家にとって「時の経過、この生態系の危うさ、神秘」を象徴しています。一度使用するとその鮮明な痕跡が残る「極めて素晴らしいメメント・モリ(死を忘れるなかれ)」のキャンドルは、24個の限定制作です。長期間大切にとっておいて楽しめる「独立した『人生』を有する小さなオブジェは、人々に夢を与え、強く訴えかけます」。

La Laguna(ラ・ラグーナ) 高さ 19㎝、直径 16㎝、ベース直径 13.8㎝

Johan Creten
Johan Creten
(ヨハン・クレテン)

Interview

The Cave of Chiron
(ケイローンの洞窟)

Zoë Paul
(ゾエ・ポール)

Chiron
USD 6000 / EUR 5000

シリアルナンバー入り 限定数 15点 

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メゾン創設者たちが愛し、彼らの極めて重要なインスピレーションの源泉であるギリシャ。この目的地のためにdiptyqueが制作を依頼したのは、南アフリカ出身の画家・彫刻家、ゾエ・ポール(Zoë Paul)です。ロンドンで生まれ、アテネに暮らす彼女は、古代の素材や様式形態に焦点を当てた作品からも分かるように、ギリシャとその歴史や芸術との関係を大切にしています。
diptyqueのために彼女が特別に赴いたミリエスは、「Le Grand Tour(ル・グラン・トゥール)」の第3の目的地。「一番強く印象に残ったのは、この場所の信心深い生活でした。村の広場に面した教会は、この地方のオスマン建築様式のスレート葺き屋根のある巨大な石造りの納屋です。その中に入ると、インセンスの香りがして、金色の浮き彫りや、アトス山の司祭が壁に描いた神話のシーン、揺らめく光にきらきらと輝くイコン(聖画像)がありました。神話では、Miliès(ミリエス)は漢方薬の治療者であり開業医であるケンタウロス族の賢者、Chiron(ケイローン)の故郷です。村の道を進むと、偶然にも、ケイローンの洞窟に辿り着きました。洞窟は月桂樹の茂みに囲まれていて、訪れたときには、紫の小さな野生のアイリスが咲いていました。内部に広がる空間は、外見以上に陰々滅々たる雰囲気で、墓地のような空間が広がっていました。」

土地の魂にインスピレーションを得たアーティスト・エディションは、15個限定製作のセラミックビーズカーテン。彼女の特徴を示すセラミックビーズの小さなカーテンは、日本の伝統技法「楽焼」によるもので、それぞれに異なる色合いや起伏がもたらされ、カーテンの上には、スズ製の王冠が飾られています。「ギリシャ文化特有の正統性を取り入れたいと思い、アトス山の聖遺物箱職人に構想を依頼しました。」 ビーズカーテンに浮かび上がるひとつの手は、ケイローンをイメージし、手当て、愛、芸術を思わせる極めて神聖なシンボル。「身体の中で特に惹かれる部分は手。手は道具を作り、治癒し、他人に触れる。手は官能的です。」壁に飾ることも置いて楽しむこともできる『The Cave of Chiron(ケイローンの洞窟)』は、Olivier Pescheux(オリヴィエ・ペシュー)が捉えたギリシャ高地の寄港地における、爽やかで暖かみのある香りを放つ磁器が収められ、イトスギやイチジクの木、イモーテルの香りを想起させます。Zoë Paul(ゾエ・ポール)にとって、「香りは記憶に関するダイレクトな始動装置で、そのはかない側面は私たちを心の底から個人的な場所へと連れて行ってくれます。香りは自然の美しさや野生的な面を極め、私たちの潜在意識の一番奥底に隠された場所を開くことができるのです」。

The Cave of Chiron(ケイローンの洞窟) 高さ 64㎝、幅 20.5㎝、奥行き 13㎝

Zoë Paul
Zoë Paul
(ゾエ・ポール)

Interview

Fragrance of Infinity
(無限の香り)

Kankitsuzan x Hiroshi Sugimoto
(柑橘山 × 杉本 博司)

Parfum de l'infini
USD 7200 / EUR 6000

シリアルナンバー入り 限定数 15点 

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山々を超え、柑橘山と杉本博司(Hiroshi Sugimoto)が私たちを日本へと誘う旅。4人目の招聘アーティ ストである彼はニューヨーク在住の現代美術作家です。「柑橘山」は、東京から程近い海に面した豊かな土地で、その名のとおり柑橘畑が広がり、彼が2011年に設立した農業法人の名称にもなっています。その眺望はアーティストのコンセプトの源泉となりました。「この光景は、私が初めて海と出逢った子供の頃の最初の記憶であり、後に「海景」シリーズへとつながります。柑橘山にある江之浦測候所は、私が20年の歳月をかけて構想、設計した施設で、ここを拠点に日本文化の神髄をより多くの人々に発信していきたいと考えています。」「Le Grand Tour (ル・グラン・トゥール)」 のため、 杉本博司は柑橘山の竹林に設置された「数理模型」にインスピレーションを得て、無限を象徴するフォルムのボトル『Fragrance of Infinity (無限の香り)』 を創作しました。 ボトルの中に注ぐルームフレグランスは、「柑橘山」にインスピレーションを受けDiptyqueが特別に調香したもので、柑橘類をはじめ、「人類の誕生以来続いている植物と人間との関係を再認識する場所」である柑橘山の空気や香りを再現しています。詩的で、確かな技術に裏付けされたアーティスト・エディションはDiptyqueが大切にしてきたアートと自然の見事な調和を象徴しています。

「柑橘山」は、小田原市の相模湾に面した岬の丘陵地に位置し、またこの地を拠点とする農業法人でもあります。この岬を「柑橘山」と命名した現代美術作家・杉本博司は、2017年にこの地に「江之浦測候所」を作り、世界に向けて日本文化を発信する傍ら、隣接する、耕作放棄された柑橘畑の再生・維持と自然の力を活かした農薬不使用栽培に取り組んでいます。

1948年東京生まれ。1974年よりニューヨーク在住。活動分野は写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理と多岐に渡る。世界的に高く評価されてきた作品は、メトロポリタン美術館(NY)やポンピドゥセンター(パリ)など世界有数の美術館に収蔵。代表作に『海景』、『劇場』、『建築』シリーズなど。2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲他受賞多数。

KANKITSUZAN
KANKITSUZAN
(柑橘山)
X
Hiroshi Sugimoto
Hiroshi Sugimoto
(杉本 博司)

Interview

Secretum
(セクレトゥム(秘密))

Rabih Kayrouz
(ラビ・カイルー)

Secretum
USD 5000 / EUR 4200

シリアルナンバー入り 限定数 15点 

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「Le Grand Tour (ル・グラン・トゥール)」の最後を飾るゲストアーティストは、オートクチュールデザイナーRabih Kayrouz(ラビ・カイルー)です。彼は自身が率いるメゾン ラビ・カイルーのデザイナーで、細部にまでこだわった、流れるようなカッティングを備えたドレスで世界的に有名です。diptyqueは、Byblos(ビブロス)にインスピレーションを得たアーティスト・エディションの制作を彼に依頼しました。この街は、彼が生まれ育った街の隣にあり、子供の頃からずっと彼を魅了し続けている場所でもあります。「ビブロスは、当時私が唯一訪れることができた歴史的な場所でした。この街は私にとって常に夢のような場所でした。私は古代に人々がそこでどのように生活していたのかを理解しようとしていました。街は多くの想い出や幻想と結びついています。」この依頼を受け、クリエイターはアーティスト・エディションにセラミック彫刻を選びました。「ドレス制作では、身体のラインに合わせて彫刻のように立体的に素材や生地を構成しています。しかし、セラミックはまったく初めての経験。新しい素材に楽しみながら取り組んでいます。」

彼の物語は、diptyque創業者の一人 デスモンド・ノックス=リットがビブロスから何を持ち帰ったのかというところから始まっています。「旅に出て、旅から戻るとき、旅を実感できるものを持っていくこと。決して旅を忘れないこと。これは、デスモンドの旅のスタイルの中で非常に魅力的に感じた部分であり、自身の制作手法に合致しています。すなわち私のインスピレーションは、物語や実際の体験から生まれます。」シダーウッドの箱には、diptyqueの創業者たちが旅から持ち帰ったと思われる名残の品と同じような3つの小さな彫刻が入っています。遺跡の破片を思わせる、創業者が訪れた際に持ち帰ったかもしれないオブジェ。神殿の模型の断片。ヒナゲシの化石ーこの花が誕生した近くのアドニス渓谷は、ラビ・カイルーの生まれ故郷。そして、ビブロスの王のものだったかもしれない、ヒマラヤスギの冠の金の破片。この冠は、古代において、世界の七不思議をはじめ見事な建築物に使われていた木材へのオマージュ。そのヒマラヤスギは世界最古の港、ビブロスを通って各地へ運ばれていました。
デザイナーがdiptyqueのために明かしたこの秘密の宝箱は、『Secretum (セクレトゥム(秘密))』と名付けられ、この箱は、「完璧なアングルで、なんの気取りもなく、鉛のワイヤーで閉じられています。」オブジェの1つは、Fabrice Pellegrin(ファブリス・ペルグラン)がデザインしたビブロスの香りを纏っています。「この本物の香りは、私のたくさんの記憶を呼び戻しました。特にコーヒーと杉の匂いは、私にとってレバノンを思い出させます」。

Rabih Kayrouz
Rabih Kayrouz
(ラビ・カイルー)

Interview

 

世界各地から集まった5人のアーティスト

Joël Andrianomearisoa(ジョエル・アンドリアノメアリソア)、Johan Creten(ヨハン・クレテン)、Zoë Paul(ゾエ・ポール)、杉本博司、Rabih Kayrouz(ラビ・カイル―)が手掛けた5つのアーティスト・エディションで旅する5つの目的地ーフランス、ベネチア、ギリシャ、日本、レバノン。
それぞれのアーティストが解釈した5つの目的地は、アーティスト・エディションとして表現されました。すべてのアーティスト・エディションに添えられた、異国のフレグランス。それはもちろんdiptyqueのフレグランス。

ご注文のお申し込み

アーティスト エディションは非常に限られた数量を販売しております。
ご注文をいただいた後にアーティスト・エディションの制作が行われ、お客様へお届けいたします。
詳細については、下記お問い合わせフォームからお願いいたします。

  • ご注文のお申込みをいただいた後、パリのdiptyqueチームの担当者が直接お客様とご注文の詳細について確認をさせていただきます。
  • 担当者は英語およびフランス語の話者となります。他の言語でのコミュニケーションをご希望の場合、その旨お問い合わせ内容にご記入くださいませ。
  • お支払いは、アメリカドルおよびユーロのみとなります。お支払いは、国際送金による銀行振り込みおよびオンライン決済となります。
  • 表示価格はアーティスト・エディション本体価格のみとなります。国際輸送費および輸入関税等の諸経費についてはすべてお客様ご負担となります。
  • その他ご不明な点がございましたらお問い合わせ内容にご記入ください。
  • 収集された情報は、カスタマーサービス管理を目的として、diptyqueおよびそのパートナーやサプライヤーのためにデータ処理されます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

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